ニュース ナノバブルは泡ではない? 重力により沈む様子を顕微鏡で観測 九州工業大など 2024.07.25 直径1マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルに満たない微細な泡(ナノバブル)が気泡ではないことを、九州工業大学などのグループが発見した。重力により水中で沈む様子を顕微鏡で観察し、ナノバブルの正体が非ガス粒子であることを突き止めたという。非ガス粒子は水中の不純物に由来すると推測しており、高いとされるナノバブルの洗浄機能などとの関連を探る。 理論的にはナノバブルは表面張力により内部のガス圧が高まることで収縮して消滅してしまう。しかし、九州工業大学大学院情報工学研究院の植松祐輝准教授(物理学)によると、2000年代に長時間安定するナノバブルが実験で観測されたとする発表が相次いだ。ただ、2018年と2019年には海外の研究グループがナノバブルの質量を計測し、気泡ではなく、固体か液体の微
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