戦後80年を迎えることし(2025年)、被爆者の高齢化が進む中、東京都内の10歳の少年が、長崎の被爆者の体験を語り継ぐ「交流証言者」に史上最年少で合格し、活動を始めました。 40年以上、平和活動を続けてきた83歳の被爆者と、10歳の少年が平和な世界に向けて交わした約束について取材しました。 (首都圏局/記者 佐藤美月) 交流証言者になったのは、史上最年少の小学4年生 「交流証言者」となったのは、東京・世田谷区の小学4年生、細井奏志くん(10)です。今月(3月)、長崎市の原爆資料館で初めて講話に臨み、交流証言者としての活動をスタートさせました。 普段、奏志くんはゲームをするのが大好きで、将来の夢はゲームクリエイターになることです。 そんな奏志くんが交流証言者を志すきっかけとなったのは、おととし家族旅行で長崎を訪れたことでした。 原爆資料館を案内してくれたのは3歳8か月の時に長崎で被爆した三田
