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ブックマーク / www.riken.jp (23)

  • 電気で生きる微生物を初めて特定 | 理化学研究所

    要旨 理化学研究所環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平チームリーダー、石居拓己研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋和仁教授らの共同研究チームは、電気エネルギーを直接利用して生きる微生物を初めて特定し、その代謝反応の検出に成功しました。 一部の生物は、生命の維持に必要な栄養分を自ら合成します。栄養分を作るにはエネルギーが必要です。例えば植物は、太陽光をエネルギーとして二酸化炭素からデンプンを合成します。一方、太陽光が届かない環境においては、化学合成生物と呼ばれる水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する生物が存在します。二酸化炭素から栄養分を作り出す生物は、これまで光合成か化学合成のどちらか用いていると考えられてきました。 共同研究チームは、2010年に太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在することを見出しました。そして、電

  • もう1つの現実を体験する「代替現実システム」を開発 | 理化学研究所

    ポイント 記録・編集済みの過去を目の前で実際に起きている現実として体験させるシステム 従来の実験法ではできなかったさまざまな認知心理実験が可能に VRや拡張現実とは異なる、新しいヒューマンインターフェースの展開に期待 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)は、バーチャルリアリティー(VR)※1に用いられてきた技術を応用し、予め用意された「過去」の世界を「現実」と差し替え、被験者に過去を現実と区別無く体験させる実験装置「代替現実システム(Substitutional Reality System=SRシステム)」を開発しました。これは理研脳科学総合研究センター(利根川進センター長)適応知性研究チームの藤井直敬チームリーダーと、脇坂崇平研究員、鈴木啓介研究員(現イギリス サセックス大学研究員)の研究成果です。 私たちの脳は、目の前に広がる“現実”は確かなものであると強く信じています。つじつまの合

  • 動きがのろい冷反水素原子を38個も磁気瓶に閉じ込める! | 理化学研究所

    動きがのろい冷反水素原子を38個も磁気瓶に閉じ込める! -物質と反物質の違いを知る手がかりとなる冷反物質研究が新段階に- ポイント 反水素原子の原材料となる反陽子と陽電子を閉じ込める八重極磁気瓶を開発 磁気瓶内で冷たい反水素原子が生まれ、その消滅現象から反水素原子の捕捉を確認 反水素原子の性質を精密に見極めるレーザー分光実現に大きな一歩 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、8カ国からなる国際共同研究グループ※1と共同で、欧州原子核研究所(CERN)の反陽子減速器を使って極低温の反水素原子※2を生成し、新たに開発した磁気瓶に38個も閉じ込めることに成功しました。理研基幹研究所(玉尾皓平所長)山崎原子物理研究室のダニエル デ ミランダ シルベイラ(Daniel de Miranda Silveira)客員研究員、山崎泰規上席研究員らの研究成果です。 ビッグバンから始まったと考え