ナナフシとは何か? ナナフシ(七節、竹節虫)は、節足動物門昆虫綱ナナフシ目に属する昆虫の総称。草食性の昆虫で、木の枝に擬態した姿が特徴的。「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で、実際に体節を正しく7つもっているわけではない。また、「竹節虫」は中国語由来の表記である。 ナナフシ目の学名の "Phasmatodea" は「異様なもの」を意味する phasma と、高次の分類群を示す odea を合わせたもので、学名についてはこの他に "Phasmida" とする場合もある。 細長い体で、その姿は葉や枝などの植物体に擬態している。それだけではなく、硬い卵殻に覆われた卵も植物の種子に擬態している。体長は数cmから50cmを超えるものまでさまざまだ。 不完全変態で、基本的に両性生殖だが、ナナフシモドキ(オランダ語版)など単為生殖を行うものが多い。オスが非常に稀である。 翅や飛翔能力を失