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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (5)

  • 将来世代はグレタ・トゥーンベリを許さない? - himaginary’s diary

    ふと、かつて温暖化対策の行き過ぎを諌めたビョルン・ロンボルグはグレタ・トゥーンベリについて何か言っているのかな、とぐぐってみたところ、9月末にこのような論説を書いていることを知った。以下はその概要。 人間が気候変動の科学を理解して行動しないことは「悪」であり、気候変動によって「人が死んで」おり、あと8年余りで炭素の排出余地は尽きてしまうため、2028年までに化石燃料で動くものをすべて閉鎖すべし、というグレタ・トゥーンベリの国連演説は、良く見られる主張であるが、根的に間違っている。確かに気候変動は人為的な原因で現実に生じているが、気候変動で世界が終わるという彼女の見方は根拠が無い。IPCCによれば、2070年までの気候変動の影響は、生態系への影響も含めても、平均所得の0.2-2%の減少に相当する。その時までに、地球上の各人の所得は300-500%向上している。 1世紀前の生活はつらいものだ

    将来世代はグレタ・トゥーンベリを許さない? - himaginary’s diary
  • 米国は多くの人にとって発展途上国に後退しつつある - himaginary’s diary

    というINETブログ記事でピーター・テミンの下記の新刊が取り上げられている。原題は「America is Regressing into a Developing Nation for Most People」で、著者は同研究所のSenior Research AnalystであるLynn Parramore。 The Vanishing Middle ClassPrejudice and Power in a Dual Economy【電子書籍】[ Peter Temin ] ジャンル: ・雑誌・コミック > 洋書 > SOCIAL SCIENCEショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア価格: 2,743円 In a new book, The Vanishing Middle Class: Prejudice and Power in a Dual Economy, Peter Te

  • ユニバーサル・ベーシック・インカム:マンキューの指摘 - himaginary’s diary

    マンキューが、平均所得が5万ドルだが所得格差が大きい経済における以下の2つの社会保障政策を比較している。 皆に1万ドルを移転。財源は所得への20%のフラット・タックス。 資力調査を伴う1万ドルの移転。所得の無い人には満額が支給され、所得が増加するにつれ支給額は減少する(所得が1ドル増加するごとに20セント減少する)。財源は、所得の5万ドルを超える分への20%のフラット・タックス。 このエントリのネタ元になったのは、シカゴ大のIGMフォーラムのベーシックインカムに関する経済学者へのアンケート調査。マンキューは、そこで寄せられた幾つかの意見を上記のスキームに当てはめて以下のように集約している。 政策1は狂っている。ビル・ゲイツが政府の所得移転を受ける謂れは無い。彼はそれを必要としていないのに、我々はそのために増税しなくてはならないのだ。 政策2の方がより累進的である。所得移転の対象者が当に必

    ユニバーサル・ベーシック・インカム:マンキューの指摘 - himaginary’s diary
  • なぜ予想インフレ率と株価の相関が高いことが需要不足を意味するのか? - himaginary’s diary

    とケビン・ドラムが問い掛けている。 この問い掛けはサムナーとクルーグマンのブログエントリを受けたものだが、それらのエントリで二人は、2008年以降に株価と予想インフレ率の相関が高まったことを報告したDavid Glasnerの論文を取り上げ、これぞ需要不足の証拠、と囃し立てている。それに対し、その理屈が良く分からん、とドラムが首を捻っている訳である。 この問い掛けに対し、ドラムのエントリのコメント欄で論文の著者のGlasner自身が答えているほか、Kashというブロガーも自ブログで答えている(Economist's View経由)。 両者の回答内容は基的に同じで、実際にはその相関は需要不足を意味する訳では無く、金利がゼロ下限に達したことを意味しているのだ、と説明している(特にGlasnerは、自分は総需要云々という考え方は好きではない、とわざわざ断っている)。 ただ、両者の説明の具体的内

    なぜ予想インフレ率と株価の相関が高いことが需要不足を意味するのか? - himaginary’s diary
  • アフリカの貧困は紀元前1000年に決まっていた? - himaginary’s diary

    というブログ記事をイースタリーが書いていた(原題は「Was the poverty of Africa determined in 1000 BC?」)。内容はイースタリーが共著した論文の紹介。 論文では、紀元前1000年、紀元ゼロ年、紀元1500年、そして現代という4時点の各国の技術採用度を測定する、という気宇壮大なことを試みている。表4ではその技術採用度を指標化したものの五大陸ごとの平均が記載されている。試しにグラフ化してみると以下のようになる。 ここで、技術の発明ではなく採用の程度を指標としたところが味噌である。論文ではその点について以下のように記述している。 Why do our historical rankings differ from the view that ancient Europeans were barbarians, while China and the M

    アフリカの貧困は紀元前1000年に決まっていた? - himaginary’s diary
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