この記事の写真をすべて見る 米企業が開発した人工知能(AI)「ChatGPT」に米国の医師資格試験問題を解かせたところその正解率は合格ラインに達したというニュースが報じられた。そこで、近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授の大塚篤司医師は、実際にChatGPTに医学の質問を入力し、その回答を専門家の視点で検証してみた。その詳細を報告します。 * * * いま、ChatGPTが大きな注目を集めています。 「ChatGPTとは、OpenAIによってトレーニングされた大型の言語モデルです。このモデルは膨大なテキストデータを学習し、人工知能のテクノロジーを使って文章生成や質問応答などができます」 例えば、「ChatGPTとはなんですか?」と入力すると、先のChatGPTを解説する文章が出てくるわけです。 先日、ChatGPTにアメリカの医師資格試験の問題を解かせたところその正解率は合格ラインに達し