⇒川上未映子さんの私の1冊「翔太と猫のインサイトの夏休み」永井均 | NHK 私の1冊 日本の100冊 翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない (ちくま学芸文庫): 永井 均: Amazon.co.jp 簡単にいうと、永井均版「ソフィーの世界」なのではないかな。で、私は、こういう子ども向けに哲学を分かりやすく書くという本はもう読めないんで、まいったな、と。私は、子どもには哲学を薄めるんじゃなくて、本物の哲学の本質をどーんとぶつけていいように思いますね。つまり、学問としての哲学というのは、ある意味、アート(手技)になっていて基本的な西洋哲学史とかの素養が必要とされる。しかし、そうしたものは中島義道がさっさと言ってのけたけどそれほど本質的なものではないわけで、というか、デカルトの方法序説もそうしたところから始まっているし、プラトンの著作なども、体当たりできるように書いてある。だ