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ブックマーク / jakiswede.com (3)

  • 楽器の嗜み・手で叩く楽器

    これは1984年頃、三宮にあったレゲエ・バーのジャマイカ系アイルランド人のマスターが、店を畳んで帰国する際に、備品整理を手伝ったので譲ってもらった、1970年代のLP社製のファイバー・コンガである。このコンガは、アフリカン・ルンバ用に低くチューニングするため、それに適した厚手の牛革を張ってある。もちろんフラットなものを自分で張ったのである。今ではフラットな牛革というものが入手しにくいようだが、アフリカン・ルンバを目指す人は、是非厚手のものを手に入れられる事をお奨めする。LP社製の既製のものは、ラテン音楽に最適化されているため、低くチューニングしても音が緩むだけで、なかなか太くならない。 フラットな皮を求めたら、まずは握力の強い作業員少なくとも一人と、パワー・ペンチかやっとこを人数分確保する。同時に体のサイズに合った輪っかを手に入れておく。これはLP社のパーツにある。皮は、一昼夜以上、水に

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2020/09/08
    「掌から完全に力が抜けているのに、掌がまるで板のように平らな状態/まっすぐ皮の奥に突き抜けて行くかのように叩き込むのであるが、あくまで掌の付け根をエッジに当てるのみ」
  • 楽器の嗜み・撥で叩く楽器・スティックの持ち方

    木製のスリット・ドラムは世界中にあるが、これはアフリカ中部のコンゴ民主共和国で「ロコレ」とよばれているものである。ただし、赤道州地方の古い言葉では、「ロコレ」という言葉は「太鼓」一般をさす。もともと村と村の間の通信に使われたり、祭祀や冠婚葬祭・通過儀礼などの儀式、戦争への行軍などに使われた。楽器でもあり道具でもあり玩具でもあり神具でもある、というか、個々には区別されていても、それらに広く同様のものが使われているという意味では、区別されていない。 大きさや形状も千差万別。私の見た最も大きなものは、キンシャサ郊外の村の真ん中の広場に立つ巨木の下に、横たわっていた腐った大木と思っていたら、実は巨大な「ロコレ」で、それは村同士の通信に使われるとのこと。動かせるものとしては、長い舟の形をしていて、男二人で両端を担ぎ、儀式の場に行進するもの、また男一人がやっと首からかけて歩けるくらいの、平たい貝のよう

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2020/09/08
    「親指の腹と、人差指の第二関節と第三関節との間の柔らかい部分の間に、あたかも見えないシャフトが通っているかのようなイメージ」
  • 楽器の嗜み・楽弓 (musical bow)を作る

    楽弓 (musical bow)を作る 「楽弓」とだけ書くと、バイオリンを弾く弓をさす事があるが、楽器としてポピュラーなものは、ブラジルの「ビリンバウ (berimbau)」であろう。これは直接的にはアフリカから伝わったものと考えられるが、大西洋を渡ってから十分洗練され、楽器として必要充分な音量・音質・耐久性と、シンプルな構造を備えるに至っている。しかし「楽弓 (musical bow)」とは、書いて字のごとく弓矢の形をほぼそのまま楽器にしたものであって、弓矢を使って狩猟した地域、すなわち世界中に紀元前から散見される。もともとは弓矢を持って、手持ち無沙汰の時に、手慰みに弾いたものであろう。アフリカに特に多いが、東南アジア、なんと日にもある。日のものは、東北地方の「梓巫女」と呼ばれるイタコさんが口寄せする時に激しく叩いたそうで、これを「梓弓」という。もっとも、これはブラジルのビリンバウと

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