これは1984年頃、三宮にあったレゲエ・バーのジャマイカ系アイルランド人のマスターが、店を畳んで帰国する際に、備品整理を手伝ったので譲ってもらった、1970年代のLP社製のファイバー・コンガである。このコンガは、アフリカン・ルンバ用に低くチューニングするため、それに適した厚手の牛革を張ってある。もちろんフラットなものを自分で張ったのである。今ではフラットな牛革というものが入手しにくいようだが、アフリカン・ルンバを目指す人は、是非厚手のものを手に入れられる事をお奨めする。LP社製の既製のものは、ラテン音楽に最適化されているため、低くチューニングしても音が緩むだけで、なかなか太くならない。 フラットな皮を求めたら、まずは握力の強い作業員少なくとも一人と、パワー・ペンチかやっとこを人数分確保する。同時に本体のサイズに合った輪っかを手に入れておく。これはLP社のパーツにある。皮は、一昼夜以上、水に