日本語教育新聞 1.介護施設の本音～外国人介護福祉士候補者受け入れをためらう理由とは？日本語教育新聞社では、関東地方の介護施設527施設に、「外国人介護福祉士候補者受け入れに関するアンケート調査」を実施しました。3月末までに回答のあった24施設についての結果を速報でお届けします。 回答した施設の9割以上が経済連携協定（ＥＰＡ）に基づく介護福祉士候補者の受け入れを実施しておらず、「受け入れに関心がある」と回答した施設は、9割のうちの19％にとどまりました。 「関心がある」とした施設であっても、半数以上が「具体的な受け入れの検討」は行っておらず、慎重な姿勢であることがわかりました。受け入れに「関心がない」または「どちらとも言えない」と答えた施設に理由を問うたところ、以下のような回答を得られました。 理由の第1は「研修指導者の配置など、人的負担が大きい」ことです。人材不足の介護現場で、通常業務に加えて候補者への研修指導を行うことに対する不安とも言えます。第2に「候補者の日本語学習
