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ブックマーク / osito.jp (1)

  • 戦前の略字体

    戦後「当用漢字」(現在の「常用漢字」)に採用された略字体は、戦後になつて創作されたものでせうか。確かに、一部にそのやうなものもありましたが、多くは戦前から広く用ゐられてきた字体です。その中から一部を紹介します。 図中、赤い丸が略字体、青い丸が正字体です。 某リサイクルショップでは紙屑扱ひとしてロハでもらつてきたのですが、何と表紙には「(第九十囘帝國議會提出)(改第二[号乕]) 昭和二十一年度改定歳入歳出總豫算追加」とありました。 通貨単位の「円」の文字は、略字体の「円」と、別のページでは正字体の「圓」も混ぜて使はれてゐました。経費の「経」も同様で、正字体と略字体が混ざつてゐます。 また、これからわかるやうに、之繞は手書きでは点が一つでよいのです。点が二つになるのは明朝体やゴシック体のような活字体で、手書きや毛筆体は戦前でも点一つが主流でした。 「受驗戰」昭和十二年二月號(英語通信社 發行)

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