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ブックマーク / gyokuzan.typepad.jp (3)

  • 中世山陽道に見られる祈りの場

    関東を旅していると、頂部が山形をした板状の供養塔に出くわすことがある。それが印象深く感じるのは形が珍しいからだけではない。翠緑の石は自然の中にあって際立つ存在感を放つ。このブログでも「だけども問題は今日の雨、みのがない」で紹介したことがある。それは緑泥片岩という石材であった。 中国地方では板碑そのものを見かけることが少ない。日は山陽線の傍らに立つ貴重な板碑を紹介しよう。 備前市吉永町福満に「倉吉の板碑」がある この地は山陽線と並行して岡山県道・兵庫県道96号岡山赤穂線が通過している。この県道はかつては岡山県道1号として知られた東西交通の主要道である。古代や中世の山陽道もこのルートを通過していたようだ。 人の往来が多い場所に供養塔が建てられるのはありがちなこと。この板碑はいつ建てられたのだろうか。説明板を読んでみよう。 市指定文化財 倉吉の板碑 昭和六十二年三月二十六日指定 この板碑は

    中世山陽道に見られる祈りの場
  • 下が太いのは縁起がいい

    日頃は神社に参拝しなくとも、初詣に行かずにはいられない。年の始めのためしとて、終わりなき世のめでたさを私も祝ってきた。今年は皇室の代替わりが予定されていることから、我が国の弥栄を特に祈念した。 日紹介の武雄神社は、360歳を誇る日一長寿の神様、武内宿禰を祀る由緒ある社だ。さっそく参拝することにしよう。 武雄市武雄町大字武雄に「武雄神社の肥前鳥居」がある。市の重要文化財(建造物)で、「一ノ鳥居」が「三ノ鳥居」が指定されている。写真は三ノ鳥居である。第21代武雄領主鍋島茂綱によって元和三年(1617)に再建されたものという。 鳥居にはさまざまな種類があるが、基は2の「柱」が上部の「笠木(かさぎ)」を支え「貫(ぬき)」で連結されている構造だ。笠木の下に「島木(しまぎ)」のある明神(みょうじん)系と、それがない神明(しんめい)系とに大別される。明神系は笠木に反りがあるものが多く少しゴージャ

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  • デザインと信仰の関係について - 紀行歴史遊学

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