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ブックマーク / kuribou.hatenablog.com (3)

  • 根岸派の文人の流れ、岩本素白 - 栗カメの散歩漫歩

    散歩の途中、垣根から柿がたわわに実っている。うーん。美味しそうだ。 カキノキ科の落葉高木。また、その実。山地に自生するが、古くから栽培される。よく分枝し、葉は短楕円形で先がとがり、光沢がある。秋に紅葉する。初夏に白い雌花と雄花とが咲き、秋に黄赤色の実を結ぶ。実には萼(がく)が残ってつく。品種も多く、甘柿には富有・次郎・御所など、渋柿には平核無(ひらたねなし)・西条などがあり、実を生または干してべる。材は家具などに用いる。  『大辞泉』 蕪村に、「御所柿にたのまれがほのかゞし哉」がある。明和七年九月一日の句である。*1 山口昌男の『はみ出しの文法 敗者学をめぐって』*2を読んでいると、岩素白のことに触れている箇所でびっくりする。「散歩と釣りと雑読書名人への王道だ」と題して、池内紀さんとの対談。司会は坪内祐三。 池内 「読書名人」ということで、大好きな岩素白(いわもとそはく)の『素白

    根岸派の文人の流れ、岩本素白 - 栗カメの散歩漫歩
  • 池田晶子と小池昌代の対談を聴く - 栗カメの散歩漫歩

    昨夜からの強風が一日中続いた日だった。ぶるぶる。晴れているが、寒の戻りで寒い。 街路樹の白いモクレンが、はっと目にも鮮やかに咲いていた。数日前は、まだつぼみだったのに、この間の暖かさで開花したのだろう。 そばでじっくり眺める。うーむ。不思議だなあ。 ラジオ深夜便の2003年7月27日の「サンデートーク」で、「すべては驚きから始まる〜考える楽しみ」を録音していた。 先日、亡くなられた文筆家の池田晶子さんと、詩人の小池昌代さんの対談が録音されているテープである。池田晶子さんを偲んで、この対談を久しぶりに聴く。手元に、『残酷人生論』を置いて、あちこち開いてみる。 詩の始まりは、不思議だなあと思うことから始まる、驚きみたいなものから始まると、小池昌代さんが話している。 子供の頃の話や哲学や詩に関心を持ち始めたころのお二人の話が興味深い。 「考えるとどうなりますか?」とアナウンサーが聞く。 池田 自

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  • 杉浦茂の世界 - 栗カメの散歩漫歩

    ひと月前は、まだ小さな葉だったイチジクの木に、立派な葉が茂っている。思わず近寄って葉を眺めると、昆虫がいた。検索して調べるとキボシカミキリらしい。小学生の頃、夏休みの昆虫採集に、このカミキリムシを捕っていたものだ。イチジク畑に行くと、沢山捕れた。 杉浦茂による小林秀雄の面白いエピソードが載っていた『アサヒグラフ』は、1994年2月25日号ですね。特集「杉浦茂の世界」。表紙に、〈糸井重里が聞く杉浦茂の86年〉。[書き下ろし新作]「2901年宇宙の旅」から、[競作]スージー甘金・佐々木マキ・小林直子が書く杉浦茂ワールド、とある。 目次を見ると、呉智英の杉浦茂論。それと撮影が、荒木経惟である。 「糸井重里が聞く杉浦茂の86年」で、小林秀雄に触れたエピソードで、おやっ面白いなと思った箇所は、 糸井 あの方はたしか奥さんが高見澤潤子さんといって、小林秀雄さんの妹さん。もしかすると小林さんとすれ違った

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