「峰 万里恵のページ」付録(ふろく) うたを もっと 感じるために 高場 将美 スペイン語、ポルトガル語というけれど…… 日本語は簡単でいいですね。日本という国だけで使われている言語、 だから「日本語は日本の国語です」といって、大筋ではなんの問題もない。 でもスペイン語やポルトガル語に「国語」という権威付けをすると、 かなり問題が出てくる。なんと呼べばいいのか?…… ことばの定義などは、論理好きのフランス人がとても上手なので、 わたしのもっているフランス語の辞書を見ることにした。 (たいした辞書じゃありません。学習者用の「ポケット版」辞典です。 表紙はGパンの布地を模して、ジッパーの絵が描いてある。 ただし厚さが6センチ以上あるので、ポケットに入れるのは無理です) その辞書で「フランス語」ということばを(もちろんフランス語で)ひくと、 次のように(もちろんフランス語で)定義してある。 ――