30回以上も一つのイベントを続けると、一つの"型"が出来上がる。 「芳醇な香り立つコーヒーのような、ほっこりとしてちょっぴりほろ苦い、琥珀色の名曲の数々を味わいませんか?」 そういう長いキャッチコピーを掲げ、名古屋で活躍するシンガーソングライター・アジマカズキと意気投合するかたちで始めた「コーヒーもう一杯」も、コンピレーション・アルバムの制作を経て、そこに参加したバンドやミュージシャンがそのまま"馴染の"出演者となって(解散してしまったり活動が途絶えたグループもいるけど)これまで続けてきた。 とはいえ、僕は何かする時には「常に新しいことがしたい」という信念があり、「コーヒーもう一杯」もそれは例外ではなく企画ごとにそのカラーを少しづつでも更新していきたい、と考えている。 これまで大抵のブッキングでは、"馴染の"ミュージシャン2~3組に県外ミュージシャン1組、といった具合に、イベントの安定感を