さあ、なぜでしょうね。この記事は[ライティングの発想法と意図の詰めかた]について書いていこうと思う。 ライティングに怖気付く人、三日坊主で終わった人、機材を買うだけで終わった人は自分の家や職場で部屋の電灯さえ点けたり消したりしないのだろうか。バカにするな! と怒らず、撮影用のライティングとは部屋の電灯を点けたり消したりするのと変わらないものだと認識を改めたほうがよい。 1 なぜ部屋に電灯を灯すのか。暗くて視界が確保しずらいからだ。撮影用のライティングは露光するに足る明るさがないため人工の光源を使う。 なぜ部屋の電灯に弱・強のような段階があったり、同じ部屋に複数の電灯があるのを使い分けたりするのか。それを難なくこなしているのはあなたではないか。これこそ照明効果の使い分けであり、視界の確保だけでなく「何を、どのように見たいか。その場所をどのような光線状態にしたいか」を選択している。 こうした生