大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII、所長:黒橋禎夫、東京都千代田区)ならびに公益財団法人 ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館(館長:野口 弘子、神奈川県箱根町)は、東京藝術大学、東京大学、京都大学、三木 学氏との共同調査にて、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の《ベッドの上の裸婦と犬》(1921年、ポーラ美術館蔵)に、異なる発光色(蛍光)を持つ白い顔料を発見しました。 本調査は、対象物の成分に関する情報を非破壊・非接触で得られるハイパースペクトル・カメラと国立情報学研究所が有する蛍光スペクトルをデジタル上で分離する技術が用いられ、フジタは蛍光発光する顔料の性質を把握し、肌質感の再現のために意図的に異なる顔料を使い分けていた可能性が高いと結論付けました。 本研究の内容については、12月13日よりポーラ美術館において実作品とともに紹介される予定です。 リリースデー
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