安曇出版(文京区)は現在、iPhone・iPad向けのアプリ「高尾山お楽しみガイド」をiTunes Storeで販売している。 「いろはの森コース」などのルートも説明 昨年9月創業の同社。これまでにいで湯や沢を取り上げた「野湯と山旅」や、たこにカメラを取り付けた「カイトフォト」の写真集「Sea Side Scape」などのiPhoneアプリを制作・販売。今年1月には山形県・最上町の地域情報誌「絆」の創刊も手がけた。「会社のメンバー全員が、以前はビジネス書の出版社に在籍していた」と同社社長の寺島豊さん。「紙の出版物の閉塞(へいそく)感と、にわかに湧き起こってきた電子書籍の可能性を考えて起業した」 今回、高尾山を取り上げた理由について、寺島さんは「何よりもなじみ深い山だったこと」と話す。「前職で『山歩部(さんぽうぶ)』というサークルがあり毎年、一丁平で花見と称する宴会を20年以上続けていた」。