【ワシントン=山田哲朗】3日付の米紙ワシントン・ポストなどは、米国内の数百の核施設を記載した文書が誤ってインターネットで公開されたと報じた。 米政府は文書を削除し、経緯を調べている。 文書は、米国が国際原子力機関(IAEA)に提出する266ページの申告書の原案で、濃縮ウランの保管施設などのリストが載っていた。核兵器など軍事情報は含まれないが、施設の内部構造などテロに悪用されかねない情報もあり、機密扱いのはずだった。政府印刷局のサイトで閲覧可能になっているのを、政策研究機関「全米科学者連盟(FAS)」が見つけた。