2日午前6時35分ごろ、神戸市灘区のJR神戸線灘駅で、西明石発高槻行き上り普通電車(7両編成、乗客約250人)の発車直前、男性車掌(49)の制帽が強風で飛ばされた。車掌がホームに拾いに降りている間に電車が発車したため、車掌は次の六甲道駅までタクシーで追いかけて再乗車した。この電車の発車が14分遅れ、後続3本を含めて計約2千人に影響が出た。 JR西日本によると、車掌は乗客用ドアを閉めた後、運転士に発車準備完了を知らせるブザーを押した直後に制帽を飛ばされた。運転士は車掌がホームに降りたのに気づかないまま発車。六甲道駅でドアが開かなかったため、車掌の不在に気づいた。タクシー代は同社が負担するという。 同社は社内規定で、ブザーを押した後は車掌は乗務員室を離れてはならないとし、神戸線は車掌不在で運行することはできない規定になっている。 神戸海洋気象台によると、神戸市では午前6時半に最大瞬間風速