【北京=峯村健司】新華社通信によると、北朝鮮外務省は1日、北朝鮮政府が11月30日から通貨ウォンのデノミネーション(通貨の呼称単位の変更)を実施した、と平壌の外国大使館に対し口頭で通知した。旧通貨100ウォンに対して新通貨1の割合で交換する。北朝鮮の新通貨への交換は1992年以来。 新華社の平壌特派員が伝えたところによると、市内の商店は1日、営業を停止している。北朝鮮外務省当局者は大使館員に対し、12月6日までに新通貨に取り換えるように説明したが、デノミを実施した理由は明らかにしなかったという。