8月4日、パリでは体操女子段違い平行棒の決勝がおこなわれ、アルジェリア代表のカイリア・ヌムール(17)が金メダルを獲得。体操では初めてのメダルをアフリカにもたらした。 アルジェリアとフランスの二重国籍を持つヌムールは、フランス生まれ、フランス育ちだが、膝の手術からの復帰を認めなかったフランス体操連盟と所属クラブの対立により、代表選手から外され、2023年、父の母国であるアルジェリアにスポーツ国籍を移した。こうした経緯もあり、アルジェリア国民はヌムールの快挙に沸き、現地メディアも大いに盛り上がっている。