東京オリンピックが開幕してから一週間。世界各国から来日中の記者たちが自国に向け発信している情報は、競技の実況や選手たちの様子、日本の暑さだけではない。 初来日したカナダのテレビ局「CBC」の記者は、滞在先ホテルに入っているコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を褒め称え、溢れんばかりの愛を表現。 仏紙「リベラシオン」の記者は、ピザの注文に苦戦しながら、麺類ばかり食べている様子を綴る。 そんななか、米誌「スポーツ・イラストレイテッド」の記者グレッグ・ビショップが目をつけたのは、日本の自動販売機である。 彼は競技が本格的に始まる前の1日を、日本文化の基本、「自動販売機」を研究する日とした。「彼らの声に耳を傾け、買ってみて、食べてみる」。パンデミック下でのオリンピック開催で、いままで以上に重要な役目を担う自動販売機について、自らを「自販機探偵」と名乗るビショップが書いた、ユーモアたっぷりの記事