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2021年9月30日のブックマーク (3件)

  • 「地球を制したのがチンパンジーでない理由は、人類が大量のナンセンスを信じられるからです」 | ユヴァル・ノア・ハラリとルトガー・ブレグマンが語る「人類の過去」

    ルトガー・ブレグマン 歴史家や哲学者が長いあいだ取り組んできた大きな問いの一つに、「なぜ人類だけが特別なのか」「なぜ人類が地球を征服できたのか」「私たち人類だけに備わる特殊な能力とは何なのか」というものがあります。ユヴァルもそうだと思いますが、私もこの問いに答えを出そうとしてきました。 人類の歴史のかなり長いあいだ、その問いの答えは「それが神様の思し召しだから」というものでした。「私たち人間は神に選ばれし存在である」「人類は神の被造物の頂点に位置する」と考えたがる人が多かったのです。 しかし、啓蒙の時代が到来して科学革命が始まると、今度は別の見方をする人が増えました。「私たちは神に選ばれていなかったとはいえ、進化の産物であり、動物界で最も頭がいいのだ」「私たち人間には巨大な脳と驚異的な認知能力があり、そこがほかの動物と大きく異なるところだ」という考え方が広まっていったのです。 ところが、こ

    「地球を制したのがチンパンジーでない理由は、人類が大量のナンセンスを信じられるからです」 | ユヴァル・ノア・ハラリとルトガー・ブレグマンが語る「人類の過去」
  • フィンランドのことわざ「やり方はいくらでもある(猫でテーブルを拭きながらおばあちゃんが言う)」

    金井真紀 KANAI Maki @uzumakidou フィンランドより最強のことわざを入手しました。 「やり方はいくらでもある」と、おばあちゃんはでテーブルを拭きながら言った。 そうだ、この心意気だ! 岩波書店「世界」10月号 #ことわざの惑星 #Suomi #Finland pic.twitter.com/GkGYdrJWUp 2021-09-27 13:33:51 金井真紀 KANAI Maki @uzumakidou 文筆家・イラストレーター。主著:世界はフムフムで満ちている/酒場學校の日々/はたらく動物と/パリのすてきなおじさん/サッカーことばランド/虫ぎらいはなおるかな?/マル農のひと/世界のおすもうさん/戦争とバスタオル/聞き書き世界のサッカー民/日に住んでる世界のひと/おばあちゃんはでテーブルを拭きながら言った https://t.co/vFooP8K5gO

    フィンランドのことわざ「やり方はいくらでもある(猫でテーブルを拭きながらおばあちゃんが言う)」
  • 大木毅書評:芝健介著『ヒトラー 虚像の独裁者』

    ──書評:芝健介著『ヒトラー──虚像の独裁者』岩波新書 大木 毅 若いころ、聖書についで、史上ナンバー・ツゥの部数を誇っているのはナポレオンの伝記だと聞いたことがある。もとより真偽をたしかめるすべもないが、東西のさまざまな国々で出版されたナポレオン伝の数を思い浮かべれば、なるほど説得力のある話ではあった。しかし、21世紀も四分の一近くが過ぎ去った今となっては、別の歴史的個性が、あるいはナポレオンへの関心を抜いたかとも思われる。それがヒトラーであることはいうまでもない。 このナチス・ドイツの独裁者については、ジャーナリスティックな読み物から学術研究に至るまで、ただごとでない量の文献が刊行されてきた。主たるものだけでも、コンラート・ハイデン、ヒュー・トレヴァ=ローパー、アラン・ブロック、ヨアヒム・フェスト、ジョン・トーランド、イアン・カーショーら、戦後それぞれの時代の花形ジャーナリストや代表的

    大木毅書評:芝健介著『ヒトラー 虚像の独裁者』