Jリーグ入会を目指すサッカーのカマタマーレ讃岐の住谷幸伸社長(58)が今月末に辞任し、後任に前社長の熊野実会長(65)が就く役員人事が内定したことが11日、分かった。任期を約1年残し、リーグ戦途中でのトップ交代。多額の債務を抱えるクラブの経営責任を明確化した上で体制を強化し、資金支援を表明している県や、地元企業の協力を受けやすい環境を整備するのが狙い。 代表権のある会長には外部からカナック元社長の大西大介氏(71)=高松市=を招へいし、住谷社長は相談役に退く。人事は5月1日付。11日夜に開かれた定時株主総会で社長交代が報告され、大西氏の取締役就任を承認した。 カマタマーレは、住谷氏が社長に就任した2011年、日本フットボールリーグ(JFL)に参入した。Jリーグ入りを目指し、入会基準の事業収入1億5千万円以上を目標に財政規模を拡大した半面、多額の赤字を計上。11年度決算で債務超過が約3500