カマタマーレ讃岐の熊野実社長は13日、資本金などに6800万円を増資したことを明らかにした。増資分は主に2012年決算で7360万円に膨らんだ債務超過の解消に充て、クラブの財務強化を図るのが狙い。 出資したのは香川県と高松市の2自治体のほか、タダノと百十四銀行、JR四国などの県内の計11事業所。出資額の内訳は自治体が計3千万円、11事業所が計3800万円。資本金と資本準備金に3400万円ずつ充て、株式680株を発行した。登記は8月31日付。 カマタマーレは年内に計1億円の増資を目指しており、今回は第1弾。今後は自治体のほか、今秋にも発足する予定の持ち株会で法人、個人から出資を募り、さらに増資を行う方針。 熊野社長は13年決算で単年度黒字を目指し、債務超過を抑えるとした上で、「J2入会審査で最低条件の債務超過の解消はめどがついたが、これが出発点」と強調。財務面の今後の課題については、「J2で