JAXA=宇宙航空研究開発機構は、1日で発足から10年を迎えました。 この間、ロケットの打ち上げを24機連続で成功させ、小惑星探査機「はやぶさ」を地球に帰還させるなどの成果を上げてきましたが、今後、宇宙開発予算は増加が見込めず、どの分野に重点を置いて研究開発を進めるのか、かじ取りが注目されます。 JAXAは、10年前の平成15年10月1日に、宇宙開発事業団と宇宙科学研究所、それに航空宇宙技術研究所という当時の国の3つの機関が統合されて発足しました。 発足直後に、政府の衛星を搭載したH2Aロケットの打ち上げに失敗しましたが、その後は24機連続でロケットの打ち上げに成功し、打ち上げの民営化も果たしました。また3年前に地球に帰還した探査機「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」の微粒子を地球に持ち帰る快挙を成し遂げ、日本はこの分野の研究で世界をリードしています。一方、JAXAは欧米との国際協力で運営し