しかしそんなモスクワにも、とうとうおにぎりが登場した。しかも味のレベルは日本並みか、具によってはそれ以上である。てっきり日系企業と思いきや、そうではなく、おにぎりに魅せられたある女性が始めた、ファミリービジネスだった。グルジア人とギリシャ人の血をひくエキゾチックな美女、マリヤ・サリディさんは、家族でおにぎり屋さん「サリコ」を経営している。店名は苗字から取ったものだ。 マリヤさんの叔母は、学者である夫の仕事の都合で10年間日本に滞在した。叔母はモスクワに来るたび、おにぎりを持ってきてくれた。また、マリヤさんたちが日本に遊びに行ったとき、観光の合間にお腹を満たしてくれたのはいつもおにぎりだった。 マリヤさん「おにぎりは美味しいだけではなくて、健康によく、どこでも食べられます。そういうコンセプトの食品がモスクワには足りないと思い、ずっとおにぎりを作ることを夢に見て、父と一緒にアイデアを温めてきた
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