11月11 今の国内縫製工場の活況は長くは続かない Tweet カテゴリ このところの円高傾向と中国の人件費高騰によって、国内縫製工場への注文回帰がさらに激しさを増している。 国内縫製工場の数は年々減少する一方のところに、注文が激増しているわけだから当然注文が受けてもらえなくてあぶれるブランドが数多く発生することになる。 大量生産品の縫製現場が中国へ移転してから、国内縫製工場の多くは、多品種小ロットの小規模高額ブランドの縫製を請け負うことで何とか凌いできた。 ここにきて、本来中国工場に送っていたようなシンプル・ベーシックな大量生産品の一部までもが国内縫製工場へ回帰しており、小規模高額ブランドと縫製スペースを奪い合うケースが増えているという。 そんな中、先日、長らく付き合いのある小規模デザイナーブランドが「これまで縫製を受けてくれていた工場が、受けなくなってきた」と困っていた。 筆