今月28日に開幕する「第70回ベネチア国際映画祭」のコンペティション部門の審査員を務めることが決まった音楽家、坂本龍一さん(61)が、産経新聞のインタビューに応じた。坂本さんは映画音楽に関わってきた約30年の歩みを振り返りながら、ベネチアについて「音楽の質がその映画の質のバロメーターになる場合がほとんどなので、僕は音の面から厳しく審査したい」と抱負を語った。(堀口葉子) ■心の師からメール 坂本さんのもとに審査員の依頼が来たのは、今年6月。審査委員長を務めるイタリアの巨匠、ベルナルド・ベルトルッチ監督(72)からのメールだった。坂本さんは同監督が米アカデミー賞9部門を制した「ラストエンペラー」(1987年)に出演、音楽も担当し、日本人初のアカデミー作曲賞を受賞している。 「文面は、『お前を審査員に指名しておいたから、来るように』みたいな独断的な感じでしたね(笑)」 ベルトルッチ監督と出会っ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く