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2019年8月3日のブックマーク (5件)

  • ダークマターの影響が小さかった、100億年前の銀河

    銀河形成がピークを迎えていた約100億年前の宇宙においては、大質量の星形成銀河では普通の物質が支配的だったことが示唆された。ダークマターの影響がかなり大きいと考えられている現在の宇宙の銀河とは異なる結果である。 【2017年3月17日 ヨーロッパ南天天文台】 近傍の宇宙に存在する渦巻銀河の回転速度を測定してみると、内側のほうと外縁部であまり違わないことがわかる。これは銀河内にダークマター(暗黒物質)が存在し、星やガスがない部分にも大量の質量があるからだと考えられている。もし銀河の質量が星やガスなど電磁波で観測できるものだけの場合、外縁部の回転速度は小さくなるはずである。 独・マックスプランク地球外物理学研究所のReinhard Genzelさんたちの国際研究チームは、ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTで100億年前の遠方宇宙に存在する6つの巨大な星形成銀河の回転速度を調べた。この時代

    ダークマターの影響が小さかった、100億年前の銀河
  • 新種族の天体を大量に発見、ミッシング・バリオンの可能性

    ハッブル宇宙望遠鏡でとらえた画像を用いて「宇宙の明るさ」のゆらぎを解析したところ、これまでゴミと思われていた光の点が、新たな種族の天体であることが明らかになった。従来の観測では把握できなかった「ミッシング・バリオン」かもしれない。 【2019年8月1日 東京都市大学】 これまでに赤外線宇宙望遠鏡「IRTS」や「あかり」による近赤外線領域の観測から、宇宙の明るさ、およびその「ゆらぎ」が既知の天体から予想されるより大きいことが見出されている。また、可視光線でも空が予想より明るいことが確認されており、宇宙には「未知の光源」が存在することが予想されていた。 JAXA宇宙科学研究所の松敏雄さんと東京都市大学の津村耕司さんは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した、現時点で人類が手にしている最も暗い天体まで写っている「ハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールド」の画像の空間構造を解析し、新たな情報を引き出

    新種族の天体を大量に発見、ミッシング・バリオンの可能性
  • クジラがアシカを「丸のみ」した衝撃写真、実情は

    ザトウクジラが偶然、アシカを「丸のみ」に。2頭はモントレー湾で同じカタクチイワシの群れをべている最中だった。(PHOTOGRAPH BY CHASE DEKKER) 野生動物写真家のチェイス・デッカー氏は、ホエールウォッチング中にザトウクジラがアシカをまるごと口にのみ込む衝撃的な場面に遭遇した。 デッカー氏はこのとき、サンクチュアリー・クルージーズが主催するホエールウォッチングのガイドを務めていた。観察していたのは3頭のザトウクジラで、体長15メートルほどの最も大きいクジラが口を開けたとき、偶然「オスのアシカが持ち上げられた」という。 「見た瞬間、これまでに撮影した中で最も貴重な写真の1つだと確信しました」とデッカー氏は話す。「最も美しい写真ではありませんし、最も芸術的な写真でもありませんが、おそらく二度と撮ることのできない1枚です」(参考記事:「ヘビを丸のみにするカエル、衝撃写真の真相

    クジラがアシカを「丸のみ」した衝撃写真、実情は
    gav
    gav 2019/08/03
  • 第5回 ヒトの進化はアフリカ限定だった!

    まずは、現生人類の母方の祖先をどんどん辿っていったらたった一人の共通の祖先に行き着く、いわゆるミトコンドリア・イヴの話。 ミトコンドリアDNAの突然変異の発生率と、現在の人類のミトコンドリアのDNAの多様性を考え合わせると、だいたいの時代がわかるという。篠田さんによれば── 「実はせいぜい15万年とか20万年前なんです。これは人類史の観点からは、非常に新しい時代です。人類は700万年前ぐらいにゴリラ・チンパンジーの共通祖先から分かれて、アフリカ大陸を出たのが200万年前ですね。それ以降、世界の各地で、旧人ですとか原人とかいわれるグループが出てきます。世界の各地の人たちはそこから独自に進化して、今の人類になったんだと、20年ぐらい前は考えられていました。これが正しいとすると、人類の共通祖先を探していけば、100万年、200万年前に戻っていくはずなのに、ミトコンドリアDNAの分析で、実は10分

  • 米バーガーキング、植物由来の「インポッシブル・ワッパー」を全国販売へ 8日から

    ニューヨーク(CNN Business) 米ファストフード大手バーガーキングは2日までに、植物由来のパテを使ったハンバーガー「インポッシブル・ワッパー」の販売を今月8日から全国の店舗で開始すると明らかにした。 インポッシブル・ワッパーは、インポッシブル・フーズ社と提携して開発した肉を含まないハンバーガー。今年4月からミズーリ州セントルイスを皮切りに米国の複数の都市で試験販売されている。バーガーキングは5月、全米規模での販売を年内に開始すると発表していた。 同社の米州担当責任者はCNN Businessの取材に対し、試験販売で手ごたえを得たと説明。インポッシブル・ワッパーを目当てに長くバーガー・キングを利用していなかった、もしくは一度も訪れたことのなかった顧客が各店舗に足を運んでいると述べた。 看板メニューのハンバーガー「ワッパー」と同じ味が楽しめるというインポッシブル・ワッパー。8日からの

    米バーガーキング、植物由来の「インポッシブル・ワッパー」を全国販売へ 8日から