フランス領ポリネシアを訪問するエマニュエル・マクロン大統領(2021年7月27日撮影)。(c)Ludovic MARIN / AFP 【7月28日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は27日、仏領ポリネシアで1966~96年に実施された核実験をめぐり、政府は同域に対して「借り」があると認めた。しかし、謝罪には至らなかった。 同域を初めて公式訪問したマクロン大統領は、自治体関係者らに向けた演説で「私は責任を受け入れる、そしてあなた方と同様、真実と透明性を求める」と述べ、核実験の被害者らはより良い賠償を受けてしかるべきだとの考えを示した。 さらに「国家は仏領ポリネシアに借りがある。この借りは、特に1966~74年に行われたこれらの実験から生じている」と話した。 フランスが核兵器を開発していた1966~96年に行われた実験は禍根を残し、現地住民の命を