人工知能技術を搭載した雑草除去ロボットが登場した。 スイス企業・エコロボティクス(ecoRobotix)は、農業用の雑草除去ロボットを公開した。操縦士は必要なく、太陽光を動力に約12時間にわたり自律的に動く能力が備わっている。 卓球台の上に棒がついたような形状の同ロボットは、人工知能、カメラ、およびふたつのロボットアームを駆使して雑草だけに除草剤を散布する。一方、作物には除草剤を撒かない。全体に散布する従来の方法よりも、除草剤の量を20分の1に節約できるというのがエコロボティクスの説明だ。 2011年に設立されたエコロボティクスは、農家が効果的に除草剤をまくため、ひいては健康によい作物の収穫高増加に寄与するため自律ロボットを開発してきた。ヨーロッパでパイロットプロジェクトを実施し、5月には1070万ドルのシリーズB投資も受けている。数十億ドル規模に達すると見込まれている除草市場において、今