福島県南相馬市小高区で、 「フルハウス」「Rain Theatre」を営む 小説家・柳美里の動揺する確信の日々 私のツイッターのアカウントに、このようなメンションがいくつか届いています。 「私は飲食業で働いていました。二十代です。私も賃金未払で悩んでいます。こんなことに時間を割いてる暇はないって本当よくわかります。解決に向けかなりの時間を費やしています。この不平等感半端ないです」 正社員・正職員以外の就労形態(契約社員・契約職員・派遣社員・アルバイト・パートタイマーなどの非正規雇用)で生計を立てている人の中に、賃金未払いで苦しんでいる――、かつて苦しんでいた経験を持つ人が大勢いるということです。(もちろん、正社員の中にもいるでしょうが) そして、それは、著述家、翻訳家、写真家、画家、漫画家、コピーライター、デザイナーなども例外ではないのです。 なんの保障もない、先行きが見えない仕事ですから