10月15〜18日にロンドンで開催されるイギリス最大級の現代アートの祭典「フリーズ・アート・フェア(Frieze Art Fair)」に、福島産の野菜を使ったスープがパフォーマンスアートとして出展されることになり、海外で話題を呼んでいる。イギリスのガーディアン紙は9月25日、「飲むべきか」という文章ではじまる記事を掲載。イベントの主催者である雑誌「フリーズ」の創設者の一人、マシュー・ストロヴァー氏による「私もまだ、そのスープを飲むかどうかは決めていない」というコメントを紹介している。 作品を出展するのは、UNITED BROTHERSという名前で活動する福島県いわき市出身の荒川智雄さん、医(えい)さんの兄弟。「Does This Soup Taste Ambivalent?(このスープ、アンビバレントな味がする?)」という作品名のパフォーマンスアートは、福島産の野菜を使い、彼らの母親によっ
原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる“核のゴミ”の問題を検討してきた日本学術会議の分科会は、原発の再稼働を判断する際、新たに発生する核のゴミを暫定的に保管する施設を電力会社の責任で確保することを条件とすべきという報告書をまとめました。 原発の再稼働の前提となる審査ではこうした条件を求めておらず、今後、論議を呼びそうです。 国内の科学者の代表で作る日本学術会議はおととし9月、高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」を地下深くに埋めて処分するという国の計画は行き詰まっているとして、白紙に戻す覚悟で見直すべきだなどと提言しました。 その際、数十年から数百年核のゴミを暫定的に保管し、その猶予期間を利用して新たな技術の開発や国民的な合意を形成すべきだとし、この問題を検討してきた分科会がこのほど報告書をまとめました。この中では、暫定的な保管は一世代にあたる30年を1つの期間として、その
書籍の電子化でどの出版社も頭を悩ませる問題の1つに違法コピー対策が挙げられる。いわゆるDRMの問題だ。Amazon Kindleや楽天Koboなど、並み居る大手電子書店も、扱う書籍のほとんどは何らかのコピー対策がほどこされている。 そうした中、自社の専門書をDRMフリーの電子書籍で販売開始したのが明治図書出版。創業100年以上の歴史を持つ老舗出版社の取り組みを、同社で電子書籍事業を担当する花田昌之氏に聞いた。 明治図書出版の歩み ―― 御社は教育関連分野で100年以上の歴史を持つ老舗出版社ですが、最初に明治図書出版の歴史を簡単にご紹介いただけますか。 花田 弊社は創業が明治45年(1912年)ということで、今年で創業102年になります。学校教員向けの「教育書」と、児童・学生向けの「学習教材」の2つを扱っています。 ―― 教育書は教科書や学習教材と呼ばれるような書籍とはまた異なるものなのです
大学時代、というのはぼくの場合もう30年も前の話だけど、キャンパスには政治セクトが跋扈していた。それらはほぼすべて左翼系で、ひところはけっこう過激な活動もしていたようだが、80年代にはそこそこ穏健な団体になっていた。彼らを通して、全共闘時代の学生運動の残り香のようなものを嗅ぎ取ることができた。でもそれはすでに"歴史"の一部であり、ああ、ああいう感じの活動が盛んだったんだなあと遺跡を見るように眺めていた。 それでも、彼らは立て看板にラディカルなメッセージを書いてはキャンパスのあちこちに立てかけて、存在感を示そうとしていた。そこに書かれた文字は"立て看文字"と呼ばれ独特の、めいっぱい血圧の高いゴシック体のような書体だった。書体からあふれかえる時代錯誤ぶりが面白かった。 立て看板は、政権が替わるたびに「打倒!○○政権!」などと書かれていた。「米帝の手先○○首相を粉砕!」というお決まりのパターンで
ここ数年、「サードウェーブコーヒー」という言葉を耳にします。なにやら厳かな名前がついておりますが、要約すれば「もっとうまいコーヒーを飲もうじゃないか」という、シンプルで人間らしい現象だと言えます。さて、その「波」のはじまりは、サンフランシスコの小さなガレージに創られた、ひとつの小さなコーヒーショップでした。その名も"Blue Bottle Coffee"。オーガニックで新鮮な豆、フェアトレードにこだわり、自家焙煎してから48時間以内に提供する。純粋に「おいしさ」を追求したコーヒーは、多くの人に支持され話題になり、世界中にその名前を響かせることになりました。そして今、サードウェーブという巨大な波となって、日本までやってきたわけです。そのブルーボトルコーヒー"世界初の海外進出"として選ばれたのが、日本の清澄白河です。先日発表されて瞬く間にニュースが広まりました。が、どうして清澄白河だったのか?
女優のエマ・ワトソンが9月20日、男女平等を訴える国連の新しいプログラム「HeForShe」のスタートにあたってニューヨークの国連本部でスピーチを行った。このスピーチの全文日本語訳を京都大学4年の松本優真さんが自身のサイトにアップしている。 エマ・ワトソンは今年7月よりUN Women親善大使を務めており、今回、女性の地位向上を目指す運動を、女性たちだけではなく、男性とも歩調を合わせて行ってゆくことを目指す「HeForShe」の取り組みについて解説。自身の経験をふまえ、性差別の撤廃を訴えるとともに、あらためてフェミニズムの定義についても語っている。 「女性の権利を叫ぶことが、男性を敵視することとほとんど同じになってしまっているケースもあまりに多いことに気付き始めました。確かなのは、そのような流れは絶たなければならないということです」 「14歳の時には、性的な嗜好から私について書いた記事が、
「漫画家が命を込めた一コマ」にフォーカスした独占インタビュー企画「わが生涯に一片のコマあり」!第6回は『宇宙兄弟』の小山宙哉先生だ!男女ともに幅広く支持されるヒットの秘密に田中圭一が切り込む。今回は元モーニング編集部で『宇宙兄弟』を担当し、現在は「コルク」代表である佐渡島庸平さんにも同席いただき、熱いトークが展開されたぞ! 京都出身。第14回MANGA OPENに持ち込んだ『じじじい』で、わたせせいぞう賞を受賞。続く第15回MANGA OPENでは『劇団JET’S』で大賞を受賞した。 『モーニング』2006年3・4合併号からスキージャンプを描いた『ハルジャン』を集中連載し、単行本(全1巻)が発売中。さらに、その後モーニングにて70歳の俊足泥棒が主人公の『ジジジイ』をシリーズ連載。単行本(第1巻)が発売中。『宇宙兄弟』は、自身初の週刊連載である。 株式会社コルク 代表取締役社長。2002年に
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