Published 2022/02/10 20:42 (JST) Updated 2022/02/10 20:52 (JST) 厚生労働省は10日、米ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬「パキロビッド」を特例承認した。軽症者が使える飲み薬は、既に実用化した米メルクの「モルヌピラビル」に次ぐ2種類目で、治療の選択肢が広がる。 政府は年内に200万人分の確保でファイザー側と既に合意し、承認後はまず4万人分が納入されるとしている。 パキロビッドは体の中でコロナウイルスが増えるのを防ぐ薬「ニルマトレルビル」と、その効果を長持ちさせる働きがあり、抗エイズウイルス(HIV)薬としても使われている「リトナビル」で構成され、セットで飲む。