ルービックキューブ40年 多面的面白さでブーム再点火メガハウス トイ事業部 藤島勇太氏(上)2020 / 11 / 10 コロナ禍に伴う家ごもりが長引く中、ヒット商品に返り咲いた商品が立方体形でおなじみのパズル「ルービックキューブ」だ。1人でじっくり遊べる点があらためて評価されて、1980年の発売以来というブームを呼んでいる。短期間で人気がすたれることが珍しくないおもちゃ業界で40周年を迎えてなお売れ続けるロングセラーはまれだ。 もともとハンガリーの発明家で建築家のエルノー・ルービック氏が考案した。商品名も彼の名前に由来する。大学で建築学を教えていた当時、3次元幾何学を学生に分かりやすく説明しようと、木で立方体模型をこしらえたのが始まりだという。6つの面にそれぞれ異なる色を塗って回す仕組みを思いついたところから、玩具化の道が開けた。77年にハンガリーで売り出され、玩具メーカー、ツクダオリジ