発信元が特定されにくいソフトを使って他人のアドレスなどを勝手に改ざんしたとして、京都府警サイバー犯罪対策課と下京署は25日、不正アクセス禁止法違反と私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、神奈川県横須賀市の無職少年(15)を逮捕した。少年は、男性4人が相次いで誤認逮捕されたパソコン遠隔操作事件で使われたとされる匿名化ソフト「Tor(トーア)」を使用していたが、府警はネット上に残されたアクセス履歴などを元に、解明が困難とされていた発信元を特定したという。 逮捕容疑は、2月20日、Torで発信元を分かりにくくした上で、他人のIDやパスワードを入力して、東京都内のインターネット関連会社のサーバーに侵入し、12回にわたってサーバー内に保存されている他人のパスワードやメールアドレスを変更した疑い。 府警によると、少年は、同社のネットサービスを利用しようとすれば、少年が改ざんしたことを示す表示に移行