米国Appleの「iOS 5」の最新ベータ版には、日本の「iPhone」ユーザー向けに「緊急地震速報」機能が搭載されている。同機能は、国内のさまざまな場所にある1,000個以上の地震計からなる地震早期警報システムを常にチェックするという。 したがって、iPhoneの地震警戒システムは、災害が起こった際、数秒あるいは場合によって数分の貴重な時間をユーザーに与えることができるのだ。 こうした地震早期警報システムは、日本国外の人々にとってはずいぶん便利なものに見えるかもしれないが、国内ではとりわけ目新しい機能ではない。数年前から、日本の地震早期警報システムに接続するオプションを備えたスマートフォンは出回っていた。 iOS搭載デバイスにおいても、サードパーティが地震早期警報システムを利用するアプリを提供している。それでもAppleは、2011年3月11日の東日本大震災を経て、ユーザーが同システムに