仏パリのワインショップに並べられた日本酒(2007年9月18日撮影)。(c)AFP PHOTO / STEPHANE DE SAKUTIN 【2月18日 AFP】フランスはここ数十年、毎年11月になると、「ボージョレ・ヌーボー(Beaujolais Nouveau)」を日本に数百万本輸出してきた。日本ではその到着を祝い、このフルーティーな赤ワインの新酒で満たされた浴槽に漬かる人もいるほどだ。しかし日本の酒造会社は今、日本酒の新酒をフランスに輸出することでそうした流れを変えたいと意気込んでいる。 ワイン鑑定士は、まだ青いバナナの香りがするボージョレを鼻であしらう傾向があるが、フランスに届けられる日本酒の新酒は、知る人ぞ知る日本の伝統の一つだと、日本酒の輸出推進派は主張する。 日本酒に大きな関心を寄せているフランスの有名シェフ十数人は今月、新酒を自身のメニューに取り入れ、料理とともに提供し、調