ロシアの福音派信者らは、伝道と信仰の実践を厳しく規制する法案がロシア連邦院を通過したことを受け、断食祈祷をもって、ウラジミール・プーチン大統領に同法案の法制化中止を訴えている。 イリナ・ヤロナヤ議員が提出した反テロ関連法案に含まれる伝道規制法案が、ロシア連邦議会の下院である国家院と、上院の連邦院を通過した。同法案では、教会の建物や敷地以外での伝道が禁じられることになる。違反した場合は罰金が科され、外国人は国外退去となる。 ロシアのプロテスタント信徒らは、同法案への抗議活動を行っている。ロシアプロテスタント教会首脳諮問会議のセルゲイ・リャコフスキー代表は、他の福音派指導者らと共にプーチン氏に書簡を送り、「ヤロナヤ議員の法案は、人権と信教の自由に対する違反です」と述べ、同法案に署名しないよう請願した。 「信者が礼拝堂や従来使用されてきた建物以外で自分の信仰を伝えたり、宗教的な文書や資料を配布す