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ブックマーク / honz.jp (10)

  • 『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』最近、再び増殖中 - HONZ

    「ディストピア」とはユートピアの反対語。理想郷じゃない場所のことだ。「日スゴイ」ならユートピアなんじゃないの?と思いながら読みはじめると、戦時下に行われたプロパガンダによって洗脳された日人の姿に戦慄させられる。言葉の力は強大だ、プラスに働いてもマイナスでも。 書には昭和初期から終戦までに出版された、当時の「日スゴイ」の中から「日主義」「礼儀」「勤労」など、現代にも通ずる日礼讃キーワードごとに、膨大なを吟味していく。こんなことが大真面目に語られていたかと驚くばかりである。 そもそも「日スゴイ」のネタの原型はどこにあるのか。探っていくと見つかったのは週刊新潮の版元、新潮社が出していた月刊総合雑誌「日の出」であったのだ。 満州事変を契機とする日の国際連盟脱退を受けた「日の出」1933年10月号には「世界に輝く日の偉さはこゝだ」という特別付録が付いていた。地球上に全く孤立無援

    『「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜』最近、再び増殖中 - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2016/08/06
    戦が近づいているからな。
  • 『きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰が見る?』やだそれ、ウチの話? - HONZ

    あなたには“きょうだい”がいますか?みんなきちんと働いて自立していますか? 昨年夏、ニュース週刊誌「AERA」の特集「きょうだいはリスクか資産か」は大きな反響を呼んだ。その後のアンケートでも、将来を不安視する声が多数集まったという。あなたには思い当る身内はいるだろうか。30歳過ぎてもニートの弟、親と同居する未婚の姉、シングルマザーで非正規社員の妹、親の脛をかじるだけで生きている兄。 今や日は男性の3割、女性の2割が生涯結婚せず、老年を迎える。そのとき身内はきょうだいだけになる。雇用状態も不安定だ。年金や健康保険、親の介護が終わったら今度はきょうだいの介護が待っているかもしれない。 きちんと収入があり、税金や年金の支払いも滞らず、周囲から「普通の人」に見られているあなたのところに、ある日、縁を切りたいと思っていたきょうだいから「助けてくれ」と連絡が入ったら、果たしてどうしたらいいのか。

    『きょうだいリスク 無職の弟、非婚の姉の将来は誰が見る?』やだそれ、ウチの話? - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2016/04/06
    おいやめろ
  • 小保方 晴子の手記『あの日』は、どんな人に読まれているのか? - HONZ

    週刊文春の活躍により、2016年は年初から様々な衝撃のニュースが飛び交う波乱の幕開けとなりました。そんな1月の最後に彗星のように(我々も発売前日まで知りませんでしたから)あらわれて書店店頭を大いに賑わしたのが『あの日』。STAP細胞事件から1年以上を経て、小保方さんが沈黙を破ったという衝撃の手記です。 ある程度の話題にはなるだろうとは予想されていましたが、想像を上回る売上ペースに完売店が続出。2/1時点では80%以上の書店で完売し、在庫の全くない状態になっています(オープンネットワークWIN調べ)。続々重版も決まっており、あの名著『捏造の科学者』にも迫る勢いに!さらに『あの日』発売以降『捏造の科学者』の売上も上向いているということもわかりました。 さて、それではこの話題の書を買った人がどんな方たちなのかをまず見ていきましょう。 赤・青の棒グラフで示したのが『あの日』の年齢別の読者構成比。特

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    genkiegao
    genkiegao 2016/02/04
  • 『雇用身分社会』歴史とデータで掴む雇用の現在地 - HONZ

    1970年代の日では、中間層の膨張が誇張され、「一億総中流」という言葉がよく使われた。しかし、90年代初めのバブル崩壊後の長期不況の中で、年収300万円未満の所得階層が大幅に増加し、全体の過半数に達した。その一方で、300万円以上の所得階層が大幅に減少して、日は「中流社会」から「格差社会」に移行したと言われるようになった。その格差社会への移行の質は、雇用身分社会への移行であったのではないか、といのが書の大筋だ。 すでに隠蔽できない事実として、正社員、派遣、パート、アルバイトと雇用形態の違いにより、待遇に明確な差がある。たとえば、待遇では、派遣社員は社員堂を使うことはできないこと、正社員とパートは同じトイレは使えないことだ(書内では会社名も明らかにされている)。 また、雇用形態ごとの賃金格差は学歴の違いによる賃金格差よりはるかに大きい。他にも労働時間、未婚率、若者の非正規雇用率、

    『雇用身分社会』歴史とデータで掴む雇用の現在地 - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2015/12/26
  • 年末年始にオススメ! 2015年のHONZ注目本を読んだ人は、これも読め! - HONZ

    *記事が複数出たものは合算しています これらの銘柄について、WIN+データから読者平均年令、男女比率を抽出しています。男性読者が多めのがラインナップするという傾向は変わらないものの、世の中では女性に良く読まれたもいくつか見られます。これを男女比(男性シェア)・平均年令をもとに相関図にしてみたのが以下の表です。横軸に男性シェア、縦軸に読者平均年令で各銘柄を配置してみました。 女性読者率が最も高かったのは『「子供を殺してください」という親たち』。昨年もそうでしたが、子どもが巻き込まれた事件関連のルポや手記は女性読者率が非常に高くなります。この作品、最も併読率が高かったが、『家族という病』を2位に抑えて、湊かなえの『母性』という小説だったのも興味深いところ。意外だったのは『サイコパス・インサイド』の女性読者率の高さです。併読にもコミックやミステリ小説が並び、独特な世界を醸し出しています。

    年末年始にオススメ! 2015年のHONZ注目本を読んだ人は、これも読め! - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2015/12/26
  • 『エロ本黄金時代』Wikipediaではわからない歴史がある - HONZ

    表紙とタイトルから想像できないが、文体も内容も驚くほど硬派だ。エロを論じているのに全くエロくない。確かに小中学校のPTA会長のお母様が白目をむくような内容も含まれるが、XVIDEOSで毎日が絢爛豪華のエロのフルコース状態の21世紀の男女には時代を切り取った、ひとつの産業ノンフィクションとして楽しめるはずだ。 エロが存亡の危機に立たされて久しい。書を読んで驚いたが、『べっぴん』、『すっぴん』、『デラべっぴん』、『ビデオボーイ』の英知出版の四誌合計で毎月100万部以上発行していた。『投稿写真』は30万部、『ザ・ベストマガジン』はピーク時には100万部に迫ったとも言われる。出版不況とはいえ、かつて僕らを猿にさせたエロは部数減に歯止めがかからず、いずれも廃刊に追いこまれている。 90年代中頃には、書の言葉を借りれば「パソコンのモニターを見ながらオナニーできるわけがない」と業界関係者は楽観

    『エロ本黄金時代』Wikipediaではわからない歴史がある - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2015/12/23
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    【ネットマンガラボ】2018年9月「紙とWebの二刀流!新世代マ... 2018年09月21日 2018年9月20日(木)、マンガ新聞運営サロン「ネットマンガラボ」イベント『「紙とWebの二刀流!新世代マンガ家」山科ティナ×堀江貴文対談』が開催されました。イベント前半はホリエモンチャンネルと...

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    genkiegao
    genkiegao 2015/12/21
    おや、本当の化学を知らないようだ。今度、東工大に来てください。""ホンモノ""をご覧に入れますよ。
  • ブームを突き詰める『「ない仕事」の作り方』 - HONZ

    たまに人を紹介してもらえる時があるのだが、「あいつはいいやつだから」と紹介されるより、「すっげー変わったヤツがいるけど、会ってみる?」という誘い方のほうに魅力を感じてしまう。私の場合は後者のような人ほど興味深く、また彼等は独自のプリンシパルを持ち合わせている場合が多い。 書の著者はみうらじゅん氏。デビューして今年で35年「ゆるキャラ」や「マイブーム」などの名付け親としても知られる。ラブドール・毒ヘビ・いやげ物・らくがお帳・・・著者が発する対象は、次に何が出てくるのかわからない魅力がある。テレビや雑誌ではサングラスに長髪姿を見かけるが、彼の業は何なのか不思議に思っている人も多いのではないだろうか? 書はこれまで世の中に無かった仕事を、さも「ある」ものとし仕事とするまでの過程を公開している。企画も営業も接待も全部自分でやるので、人はこの方法を「一人電通」と称している(クライアントによっ

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    genkiegao 2015/12/07
  • 『石油と日本』石油を持たない国の試行錯誤 - HONZ

    これまで歴史や評伝にて部分的に語られるものの、日の石油外交や資源開発の歴史について網羅的にまとめた書籍は、ほとんど存在しない。日軍が石油を求めて東南アジアに武力進出していったことは歴史年表に記されてはいるが、誰がどういう経緯で進軍を決めたかや当時の資源開発現場を紹介するはあまりない。太平洋戦争は石油の戦争といわれるわりに、私たちは事の顛末をきちんと理解していないのかもしれない。 そんな中、明治から現在までの日の油田開発と資源外交に焦点をあてる書は希有な一冊といえよう。これまで歴史に埋もれてきた数多くの物語を紡ぎだす良書である。しかも、歴史の表舞台に登場するプレイヤーの動向を紹介するだけでなく、そんな彼らを支えた人、場合によっては彼らにすら認知されていない現場の人たちにまでスポットライトをあて、日のこれまでの資源外交と油田開発の歴史を振り返っている。 書を読むと日の石油政策

    『石油と日本』石油を持たない国の試行錯誤 - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2015/07/15
  • ここまで書いてええんかい 『工学部ヒラノ教授の事件ファイル』 - HONZ

    「ヒラノ教授、あんたの時代はよかった」。工学部ヒラノ教授シリーズを読んだ現役教授たちは、私とおなじようにつぶやくだろう。ご人は、どこがよかったのか、とおっしゃるかもしれない。しかし、20年ほど前、いろいろと不自由や不条理はあったけれど、国立大学はゆるくてのどかな場所だった。 このでは、その時代にヒラノ教授が(たぶんやむなく)手を染められた不正行為が大胆に開陳されている。しかし、窃盗罪や詐欺罪でも時効は7年。東京工業大学を停年で辞されてから10年以上になるヒラノ教授、いまさら咎められることもありますまい。それに、20年ほど前は、やったらダメとわかっていても、いかんともしがたい事情が多々あった。 某省の研究費など、どういう理由かは知らないが、毎年2月にならないと振り込まれなかった。単年度決済なのだから、3月の中旬までに使い切る必要があるにもかかわらず、である。もちろん計画は一年かけて遂行す

    ここまで書いてええんかい 『工学部ヒラノ教授の事件ファイル』 - HONZ
    genkiegao
    genkiegao 2014/12/22
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