参院厚生労働委員会は14日、民主党が他党の委員の出席率が悪いと怒って退席したため、流会となった。与党側は反発している。 同委員会25人のメンバーのうち遅刻したのは、自民党3人、共産、社民両党の各1人。民主党が「けしからん」と怒りだしたが、自民党が「定足数(13人)は足りている」と審議を求めたことがかえって怒りに火をつけた形となり、民主党委員の大量退室に発展した。 民主党は謝罪と、空転した約40分間を与党の質問時間を削って調整するよう求めたが、自民党は拒否した。 民主党の主張は自民党から見れば、勝手な言い分。民主党の小沢一郎代表は委員会ではなく本会議さえ途中退席することで知られており、それを棚に上げた民主党の主張に対しては、「遅刻は良くないが、民主党議員だってする。定足数は満たしており、退席までするのでは政権担当能力はない」(自民党幹部)と反論している。 この問題は15日に改めて協議