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ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観 作者: ダニエル・L・エヴェレット,屋代通子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/03/23メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 505回この商品を含むブログ (53件) を見る 内容紹介 発売日: 2012/3/23 著者のピダハン研究を、認知科学者S・ピンカーは「パーティーに投げ込まれた爆弾」と評した。 ピダハンはアマゾンの奥地に暮らす少数民族。 四〇〇人を割るという彼らの文化が、チョムスキー以来の言語学のパラダイムである「言語本能」論を揺るがす論争を巻き起こしたという。 本書はピダハンの言語とユニークな認知世界を描きだす科学ノンフィクション。 それを三〇年がかりで調べた著者自身の奮闘ぶりも交え、ユーモアたっぷりに語られる。 驚きあり笑いありで読み進むうち、私たち自身に巣食う 西欧的な普遍幻想が根底から崩れはじめる。
下の画像は世界のSAD(Social Anxiety Disorder:社会不安障害)当事者達の間で今話題になっているアニメの第一話のワンシーン。 主人公の女子高生黒木智子が学校の門を出たところで、先生に「気をつけて帰れヨ」と声をかけられ、硬直。声が出なくなり、挨拶もできなくなり、焦っているシーンである。 日本のアニメであり現在放映中らしいが(オフィシャルページ)、このアニメについて知ったのは私がゆるく繋がっている日本国外のSAD達からの情報だった。 なにしろSADという精神疾患を舞台の中央に置いた初めての漫画であり、大変画期的であると当事者たちに称賛されている。SADに悩む世界の多くの人々がこのアニメを見て「共感した」、「泣いてしまった」とネット上に書いている。 漫画として有名になったのは海外でのことで、いわば逆輸入的に日本でも広まったらしい。 観て思った。この主人公は激しくSADである
2013年6月17日 お互い様と他人事の狭間で 時どき、忘れられない患者の一言というのがある。 統合失調症の20代男性は作業所へ通っている。そんな彼がこんなことを言っていた。 「中学校とか高校の時に、あそこに通っている人たちに向かって『キチガイ』とか『狂ってる』とか言ってからかってた。あんなところに通うようになったら人生おしまいだと思ってた」 そこで、ちょっと間をおいて、 「まさか、いまじゃ自分が通うようになるなんて……」 これは、彼だけでなく、世の中のほとんどの人たちが持っている「他人事」という感覚だと思う。こういう「他人事感覚」がまったくないと、人生というのは生きづらい。一方で、俺は「お互い様」という言葉が好きだが、何でもかんでも「お互い様」と言い合っていては、だらけきった社会になってしまうような気がする。「お互い様」と「他人事」はある程度バランスが取れているほうが良い。 改
プラセボ薬というのは、「本物の薬のような外見をしているが、薬としての成分はまったく入っていないもの」である。精神科患者の中には、とにかく薬が欲しくてたまらない、という人が時どきいる。 看護観察では非常によく寝ているような人が、眠れないから薬を増やして欲しいと言う。心電図では何の異常もない人が、胸が苦しくてたまらないからなにか薬をくれと訴える。頭が痛いからと何度も頭部CTを撮りたがり、頭痛がおさまる薬がないと生活できないと嘆く。腹部診察でもCTでもまったく異常がないのに、腹が痛くて眠れないから薬を出してとうめく。多量の安定剤を飲みながらも、イライラが止まらないからもっと薬を飲みたいと要求する。そんな感じで、何でもかんでも薬で治そうとやっきになっている人たちがいる。 こういうときに、言われたとおりに薬を出していたら、その人が薬漬けになってしまう。実際に、胃薬を3種類、鎮痛薬を2種類といった具合
Were the Victorians cleverer than us? The decline in general intelligence estimated from a meta-analysis of the slowing of simple reaction time Author links open overlay panelMichael A.Woodleyab12Jante Nijenhuisc23RaeganMurphyd4 The Victorian era was marked by an explosion of innovation and genius, per capita rates of which appear to have declined subsequently. The presence of dysgenic fertility f
Teaching people game theory is good. Making them live it is even better, says UCLA professor Peter Nonacs. On test day for my Behavioral Ecology class at UCLA, I walked into the classroom bearing an impossibly difficult exam. Rather than being neatly arranged in alternate rows with pen or pencil in hand, my students sat in one tight group, with notes and books and laptops open and available. They
言語が違えば、世界も違って見えるわけ 作者:ガイ ドイッチャーインターシフトAmazon 本書は言語学者ガイ・ドイッチャーによる「言語がヒトの思考に影響を与えているか」という問題,いわゆるサピア=ウォーフ仮説の弱いバージョンについての本である.原題は「Through the Language Glass: Why the World Looks Different in Other Languages」 この問題は,私の理解では,以下のような状況だ.最初「言語こそが思考を構成する」というサピア=ウォーフ仮説の強いバージョンが主張され,一部の哲学者や文化相対主義者たちが飛びついたのだが,数々の証拠から否定された.次に「言語は思考に影響を与えている」という弱いバージョンが主張されるようになった.そしてこれについて様々なリサーチが行われ,論争が繰り広げられ,少なくとも何らかの影響があることはほぼ
統合失調症は、脳の発達が思春期までに損なわれると、それ以後と比べて発症しやすくなるとする研究成果を、東北大学のグループがまとめ、調査に当たった研究者は「発症のおそれのある子どもには思春期までに対処することが重要だ」と指摘しています。 東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授らの研究グループは、脳の発達を損なう薬をマウスに投与して、音に対する反応を調べました。 小さな音を聞かせたあとに大きな音を聞かせる実験では、人の15歳以上に当たる生後6週間を過ぎたマウスは、いきなり大きな音を聞かせた場合よりも音への驚きが軽減されました。 一方、生後6週間までのマウスは驚きが軽減されず、統合失調症に特有の音に対する敏感な反応を示したということです。 統合失調症は遺伝的な要因や心理的なストレスなどが原因で発症すると考えられていますが、研究グループは、この実験から、脳の発達が思春期までに損なわれると発症しやす
僕は夏野さんや竹中さんが普段話していることについて同意すること・尊敬するところが多いと思っている。だけど、それは決して彼らの全ての言論に同意することを意味はしない。 先日のTwitterで夏野剛さんがこう書いていた。 「@tnatsu: 僕は富裕層でもないが、お金に困ってない人に共通することが一つだけある。自分の現状を人のせいにしない。この件で絡んでくるやつのほとんどが、社会のせい、政治のせい、人のせい。自分の力不足なんだよ。」 竹中平蔵さんは、東洋経済オンラインで次のように述べている(だいたい、こういう取材記事は時々脚色されるものだけど、ご本人がレビューしたと仮定する)。 「私が、若い人に1つだけ言いたいのは、「みなさんには貧しくなる自由がある」ということだ。「何もしたくないなら、何もしなくて大いに結構。その代わりに貧しくなるので、貧しさをエンジョイしたらいい。ただ1つだけ、そのときに頑
承認欲求とか、自己愛を充たすとか、そういう欲求って、誰にでもありますし、そうした心理的な欲求に飢えている人が巷にはごまんと存在しています。誰かに褒められたい・誰かにいっぱしの人間だと保障して貰いたい・共感して欲しい……そういう欲求に誰もが飢えているという意味では、なるほど、21世紀はこころの世紀と呼べるのかもしれません。 ところで、この手の心理的でソーシャルな欲求には、厄介な性質があります。 それは「承認欲求は貯められない」という点です。 穀物やお金みたいに貯めておければ便利でしょうに、貯められないんです。 心理的な欲求を満たすのは、空腹を満たすのに似ている この点において、承認欲求とか自己愛って、穀物や貨幣よりも、食欲や睡眠欲に近い感じがします。定期的に――できれば毎日適量を――充たし続けるのが一番健康的で、一時にどれだけ沢山提供されても貯蓄が効きにくい、のですから。 人はおなかが空いて
うちの家を、まったくの他人が支配してたことがあったという逸話を読んで思ったこと。 リンク先では、「母の友人」としてやってきた正体のよく分からない人が、家族のそれぞれに怪しい働きかけを行うことで、一家が離散寸前まで追い詰められる。 マインドコントロールというと、なんだか怪しげな、複雑怪奇な技法を想像しがちなのだけれど、リンク先の物語で行われていることはたぶん、「君、なんだか評判悪いみたいだね。でも僕は君の味方だから」という文言を、家族の全員に、何度も繰り返していただけなのだろうと思う。 心理的な隔離の効果 上司に当たる人が、組織から誰かをつかまえて、「君、なんだか評判悪いみたいだね。でも僕は君の味方だから」といい含め、組織に戻すと、呼び出されたその人は、他の人を信じられなくなる。他ののメンバーに自分の評判を確認すれば、もちろん「そんなことはない」という返事が返ってくるのだろうけれど、それが嘘
目の不自由な人でも、舌を使ってものが見えるようにするための研究、というのがあるそうな。 このブレインポート(Brainport)というシステム、カメラで撮影した風景を入力とし、信号を変換して舌に刺激を与えるデバイスで出力する。 舌からのシグナルを景色として認識できるように脳を訓練することで、通路やオブジェクトを認識できるようになるということだ。ビデオに出てきた男性は、パッカーズのチームロゴまでわかるようになっている。 将来はもっと解像度を上げて、より多くの情報が舌からわかるようになるということ。とても期待できる技術だと思った。 この記事は移転前の古いURLで公開された時のものですブックマークが新旧で分散している場合があります。移転前は現在とは文体が違い「である」調です。(参考)記事の内容が古くて役に立たなくなっている、という場合にはコメントやツイッターでご指摘いただければ幸いです。最新の状
デカルトの「我思う故に我あり」は通常、「思考している自分は存在している」と理解される。「自分という意識は確実に存在している」というわけである。当たり前ではないかと思うかもしれない。残念でした。「自分という意識」は脳機能の処理結果であって、それ自体で存在しているわけではない。あなたには自由意志なんてない。あなたの意識や自由意志は脳のプロセスの、ただの傍観者なのである。 冗談のようだがこの話は脳科学を学んだ人には常識の部類である。なにかをしようと意識するよりも身体のほうが先に動くことは実験科学的にわかっているからだ。座っていて「ちょっと立ち上がろうかな」という自由な意識は、実際には立ち上がろうとする身体の神経反応の後から生じている。生理学者ベンジャミン・リベット(Benjamin Libet)が1980年代に明らかにした(参照)。身体運動についての自由意識と思われているものは、身体意識の承認の
20代後半アルバイトですが、特に贅沢をしなければ普通に暮らせる収入です。 しかし、なんの保証もない状態なので、休めば即収入ダウンに繋がります。 先月はインフルエンザにかかってしまい、いつもの収入の1/3になってしまいました。 困ったことに貯金もないため、ほとほと困り果てました。 実は両親とはケンカ中で、実家にはずっと帰っていません。 私は昔からお爺ちゃん子で、私のお願い事は大抵聞いてくれました。 親との確執で悩んでいるときも祖父は、優しく私の悩みごとを聞いてくれました。 どうしても親には頼めなかったので、恥ずかしいとは思いつつ恩人である祖父から20万円を借りました。 祖父はすぐに貸してくれましたが、その優しさに甘えて借金返済しなくなりそうです。 そのため、ちゃんと借用書を作りました。 借金返済は月1万円ずつ、1年半ぐらいかかります。 祖父は借用書なんて他人行儀なことはいらないと断りました。
血液型をテーマにしたテレビ番組をめぐり、放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会が各放送局に行った「配慮」を求める要望で名誉を傷つけられたとして、血液型人間学研究家の岡野誠氏(52)が8日、同委員会を相手取り、要望の取り下げと慰謝料20万円などを求める訴えを東京地裁に起こした。 訴状などによると、同委員会は平成16年、各放送局に向けた「『血液型を扱う番組』に対する要望」を発表。科学的な根拠が証明されていない血液型に対する「考え方や見方」で人を分類するのは、社会的差別に通じる危険があると指摘。血液型で性格が決まるといった見方を助長しないよう求めた。 この要望で各局が放送を自粛し、岡野氏はメディアへの出演機会を失ったほか、「血液型人間学はいいかげんなもの」というレッテルを張られ、精神的苦痛を受けたとしている。 岡野氏は「血液型人間学は占いまがいのものではなく、学術的なものだ」と話した。
本書「性格のパワー 世界最先端の心理学研究でここまで解明された」(参照)は、版元と形状からして「「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た」(参照)、「IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実」(参照)に続く、村上宣寛氏による心理学批判のシリーズ3のようにも見えるし、私などもそういう思いで読んだのだが、前二著に比べると、攻撃力というのも変だがパワーはやや弱く、性格学説について無難にまとめたという印象を受けた(注を見てもそれは納得できる)。 別の言い方をすると、おそらく一般の読書人が読んで心理学的な、かつ有意義な「性格」を理解するには、本書が最適であろうと思う。なお、村上宣寛氏の著作の真骨頂というなら、地味なタイトルの新書だが「心理学で何がわかるか」(参照)だろう。 本書執筆の動機は後書きによれば、宮城音弥氏の岩波新書青版390「性格」(参照)の現代版を依頼されたとのこ
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