「自分」スパイラルの女 女という病 作者: 中村うさぎ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/08/17メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (32件) を見る 少し前、テレビなどで中村うさぎを見ると私の周囲では、「あの人、そのうち自殺するんじゃないの」という危惧の声があった。 2ちゃんねるのうさぎスレッドでも、同様の書き込みをいくつか見たことがある。まあすぐさま低レベルのバッシングに覆われる2ちゃんなので、彼女を「基地外ババア」扱いする書き込みは多いが、印象に残ったのはその中の「うさぎ、死ぬなよ」。 そのくらい、中村うさぎは「イタくて危ない」感じを微妙に漂わせていた。 買い物依存症からホスト狂い、整形、最近のデリヘル嬢体験までの彼女の「病理」は、多くの女の中に多かれ少なかれあるものだろう。おそらく私の中にもある。それを「病理」とまでは意識できないことが多いから