フランスで起きたドイツの旅客機の墜落を巡り、EU=ヨーロッパ連合の航空当局が操縦室内で2人態勢を維持するよう各社に勧告したことを受け、日本でも国土交通省が、同じような勧告が必要かどうか検討を始めました。 日本では2人態勢の維持について国のルールはなく、各社の判断で対応していますが、国土交通省は、ヨーロッパでの勧告を受け、同じような勧告が必要かどうか検討を始めました。 日本でもスカイマークなど一部の航空会社が、従来から1人が外に出る際は、代わりに客室乗務員が操縦室に入ることで、必ず2人態勢を維持するようにしています。一方、このほかの会社では、パイロットが1人で操縦室に閉じこもり、故意に墜落させるケースはこれまで想定しておらず、2人態勢の維持について特に決まりはないということで、国土交通省は、各社の意見も聞きながら、数週間以内に結論を出したいとしています。