「関西3空港懇談会」が終了し、席を立つ際に、笑顔を見せる橋下徹・大阪府知事(右)と井戸敏三・兵庫県知事=14日午後5時26分、大阪市北区(安元雄太撮影) 「竜宮城のような議論」と橋下徹・大阪府知事がけしかければ、井戸敏三・兵庫県知事は「負け犬の論理だ」と応じた。大阪市内のホテルで14日、開かれた関西3空港懇談会。関西国際、伊丹(大阪)、神戸の3空港で一元管理する基本合意にはたどりついたものの、参加団体の思惑はばらばら。とりわけ、伊丹廃港を唱える橋下知事と、3空港活用を訴える井戸知事の2人が再三、意見が衝突。「関西総意」とされた合意だったが、両者の相違ばかりが際立つ結果に終わった。 「3空港問題について関西がまとまり、大きな一歩を踏みだそうとしているとの強いメッセージを国に投げかけたい。関西の総意として了承していただきたい」 冒頭、合意事項が記された文書を座長の下妻博・関西経済連合会会長が提