今夏パリ市内に設置され一時話題をさらったパン(バゲット)の自動販売機。11月末をもって営業を終了することが明らかになった。 現在、店先にあるものはリースによる設置。営業終了の理由はたびたびおこる故障で、店主は自販機の維持に嫌気がさしたという。今月末でリース元へ返品する予定だ。 自販機が置かれているパン屋はパリ市内北東の19区にある。当日、取材に訪れたときも機械は故障中。店舗は営業中だったので自販機でパンを買おうとする客はいなかったが、何とか動かないものかとたずねたところ、店主はパニーニを焼く手を休め答えてくれた。 「営業は今月で終了する予定だよ。だって直してもよく壊れるんだもん。思い通りに動かなくて嫌になっちゃった。買いに来るなら早くした方がいいね」 自販機の設置場所は店のすぐ横。故障さえなければ店舗の営業中は店先でも自販機でも好きな方で買うことが可能だ。一体どちらのパンがおいしいのか。