中国国家海洋局は2日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の海域で警戒に当たった第11管区海上保安本部(那覇)について「日本の右翼人員がわが国の釣魚島海域に不法進入した」と発表した。海保を「右翼」と表現したのは初めてとみられる。 海洋局は「(対抗のため)海洋監視船4隻が権益保護の巡視活動を行った」とした。 中国外務省の洪磊副報道局長は「右翼人員の不法進入に強い不満と断固たる反対」を表明する談話を発表、「(日本側が)挑発行為をやめない場合、局面は一層複雑化する」と警告した。 海洋局によると、4隻は「海監15」「海監26」「海監27」「海監50」。(共同)