横綱・日馬富士が引退する原因になった暴行問題。ソーシャルメディアやテレビは大にぎわいとなった。関連する総ツイート数は136万件に上り、民放の朝の情報番組は連日、時間を割いた。横綱が当事者になり、貴乃花親方が沈黙を貫くなど「役者」がそろったこともあるが、大相撲に関心のない層まで巻き込んだとみられる。どうしてここまで? ツイッター利用者が「異変」を察知したのは、問題発覚前日の11月13日午後1時33分、日本相撲協会の公式アカウントが貴ノ岩の休場を投稿してからだ。「脳振盪(しんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑い」――。直後から「稽古で? 事故レベルでしょ」などと様々な臆測が飛び交い、まず尋常でないけがの程度が多くの人の関心を呼んだ。 「日馬富士」「相撲協会」など暴行問題関連のキーワードで拾い、無関係なものを極力除外したツイート数は、スポーツニッポンの報道で問