ドイツ北部リューネブルクの裁判所に出廷したオスカー・グレーニング被告(2015年7月1日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / RONNY HARTMANN 【12月30日 AFP】元ナチス・ドイツ(Nazi)親衛隊(SS)隊員で、殺人幇助(ほうじょ)罪で禁錮4年の判決を受けたオスカー・グレーニング(Oskar Groening)被告(96)について、ドイツの連邦憲法裁判所は29日、高齢を理由に収監への異議を申し立てていた被告の訴えを棄却したと発表した。 「アウシュビッツの簿記係(Bookkeeper of Auschwitz)」の異名を取る同被告は、第2次世界大戦(World War II)中にナチスの強制収容所で犠牲となった30万人の殺害を幇助したとして起訴され、2015年7月に禁錮4年の有罪判決を受けた。2016年に連邦通常裁判所が上訴を棄却すると、被告側は刑の執行猶予を請求